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存在承認とは

2023.09.26

今回は「存在承認」について紹介します。

存在承認とは

存在承認とは、「そこにいること」を認めることです。

結果も、プロセスも、行動も、意識も、まったく関係なく、その人の存在そのものを承認します。

 

≪関連記事≫5つの承認力とは

人間関係のベース

存在承認は、5つの承認の中で最も大切なものであり、人間関係のベースとなるものです。

これが不足した状態は“存在を認めていない”ことになり、ベースが崩れることにつながります。

そのような状態で他の4つの承認(意識承認、行動承認、プロセス承認、結果承認)をしても相手にうまく伝わらなくなります。

存在承認によって「私の存在は認められている」、「私は受け入れられている」、「私はここに居て良いんだ」と感じることは、安心感や信頼関係の構築につながり、それが意識や行動を変える原動力になります。

存在承認の例

存在承認は、「あなたがここにいてくれて嬉しいよ、ありがとう」というメッセージを伝えることですが、直接言葉で表現するのが難しいこともあるでしょう。

しかし、直接言葉で表現しなくても他の方法で承認をすることができます。

ポイントは、相手の存在や変化に気づいていることを伝えることです。

・あいさつをする

 (相手の存在を認めていることを伝える第一歩)

  →「おはようございます」「こんにちは」「お疲れさまです、お疲れさまでした」

   「いってらっしゃい」「ただいま」「おかえりなさい」「よろしくお願いします」

   「おめでとうございます」

・相手を名前で呼ぶ

 (相手を認知している、対象が相手であることを伝える)

  →「○○さん、おはようございます」「○○さん、ありがとう」「○○さん、お願いします」

・相手の変化に気づいたことを伝える

 (相手に関心を向けていること、相手の存在を認知していることを伝える)

  →「髪切ったね」「新しいスーツだね」

・相手のほうに体を向けて会話する

 (相手の存在を認知し、尊重していることを態度で伝える)

・質問をする

 (相手に関心を向けていること、相手の存在を認知し、尊重していることを態度で伝える)

≪関連記事≫存在承認の具体例

≪関連記事≫「存在承認」は言葉に出さなくても大丈夫!?

毎日の小さな積み重ね

存在承認の例を見ると、今すぐにでも始められそうな気がしませんか。

一つひとつは当たり前のことのように思うかもしれませんが、実はこれを複数の相手に対して継続的に行うのはなかなか難しいものです。

毎日少なくとも一つの存在承認を実践してみることをおすすめします。

積み重ねることで、予期せぬ素晴らしい変化をもたらすかもしれません。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

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