2023.07.27
今回は、結果承認やプロセス承認が難しい(=結果やプロセスが思い通りではない)場合でも、相手を勇気づけることができる「行動承認」について紹介します。
目次
前提として、結果の良し悪しは関係ありません。
行動承認とは、目標(目指す結果)に対して、良い影響を及ぼす行動を承認するものです。
結果が出る前(プロセスの途中)でも、また最後までやり通せなかった(途中でやめてしまった)場合でも、その人が起こした行動に対して承認します。
極端な話ですが、“目標達成に向けて、10回の行動をする”と決めていたのに、1回しかできなかったとしても、その1回行動したことを承認することができます。
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良い結果につながりそうな行動や望ましい行動を承認することで、承認された人は自分が好ましい行動ができていると自覚することができます。
特に有効なのは好ましい行動を継続して欲しいときですが、その他の波及効果もあります。
それは、行動承認をすることで「ちゃんと見てくれている、認めてもらえている」ことが伝わり、良い結果につながりそうな他の行動(自発性)を誘発させることです。
行動承認するうえで大切なことは、『今まさに行動していること、一度でも行動したこと』に対して感謝や労いの気持ちを伝えることです。
・意見を言った(良い結果につながりそうな行動)
→意見を言ってくれてありがとう!ご意見をいただきありがとうございます!
・今までと違う新しいやり方をした(良い結果につながりそうな行動)
→○○の新しいやり方に挑戦してくれたね!
・後輩のサポートをしている(望ましい行動)
→○○のサポートをしてくれてるね!
・率先して取り組むようになった(望ましい行動)
→誰よりも先に取り組んでくれているね!
ただ「よい行動をしているね」と曖昧に伝えてしまうと、どの行動が良かったのかが伝わらず、行動承認の効果が出ません。
行動承認したつもりが「ちゃんと見ていないのではないか」と受け止められて、逆効果になる恐れすらあります。
行動承認は、相手の行動をよく見て、どのような行動が良かったのかを具体的に伝えましょう!
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
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